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――ライヴのオープニング曲の「ヘレナ」や「アイム・ノット・オーケイ」もそうだったけど、キミたちが演奏する一曲一曲がすでにキッズのアンセムになってたね。
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| フランク: |
ありがとう。僕たちはアルバムのためじゃなくて、自分たちのために曲を書いてるんだ。そうしないとライヴで楽しめないからね。でも、何千という人が自分たちの曲を口ずさむなんて今まで予想もしていなかったし、僕らにとっても大きな喜びだね。
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| マイキー: |
僕たちはみな、ジャーニーやヨーロッパとかの、コーラスを強調したアンセムぽい曲が好きなんだ。なのでそういう要素が入ってくるんじゃないかな。
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| フランク: |
ヨーロッパはどうかな(笑)。
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――フロントの3人がドレッシーなカッコをしてるのはお約束なの?
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| フランク: |
個人的にユニフォームぽい感じのカッコが好きで、最近は防弾チョッキを着てる。これに関してはあまり語りたくないんだけど、追い詰められてるイメージがあるんだ。
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――02年にニュージャージーで結成した当時から、具体的なバンド像はあったのかな?
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| フランク: |
とくにイメージがあったりとか何かを目指してたというよりは、自分自身を捜していたような感じだね。メンバーも当時とは違ってるけど、最近ようやくシーンにおける自分たちの立ち位置が見つかった気がするよ。それに、これだけの時間を共にするとお互いの理解も深まるし、ボブという新しいメンバーが入ったことで、ファミリーとしても固まった。これからは邁進するのみだね。
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――ボブはこのバンドのどこに惹かれたの?
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| ボブ: |
俺はマイ・ケミカル・ロマンスが一緒にツアーを回っていたバンドの機材を担当して、彼らの機材のセットアップも手伝っていたんだ。その流れで入ったんだけど、このバンドがステージで表現する感情にはすごく惹かれるね。それはいろんな人たちがこのバンドを慕ってる理由だと思うよ。
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――ところで、自分たちのなかにパンク・ロックをやってるという意識はあるのかな?
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| フランク: |
パンク・ロックは自分たちの精神面や提案してるモラルに合うのかもしれないけど、僕たちの音楽はヴァイオレント・ポップだね。でも、お店でどこに置くかと言えば、ロックのコーナーになるだろうけど。
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| マイキー: |
ゴシック・パンクと言われたこともあるけど、自分たちと同じようなことをやっている連中が続かなかったんだよね。
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――でも、(デビロックヘアのフランクに)ミスフィッツとか好きなんでしょ?
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| フランク: |
もちろん。彼らは同郷なんだ。
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――じゃあ日本のバルザックも?
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| フランク: |
うん、彼らの新しいアルバムが欲しいんだよね。
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――最新作『スウィート・リベンジ』からは狂おしいほどの愛情を感じたんだけど?
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| フランク: |
それは自分たちの意図するところでもあるね。
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――歌詞に描かれている主人公は血まみれの純情というか、すごく真っ直ぐだよね。
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| フランク: |
たしかにちゃんと立ち向かっていく姿勢はあるね。とくにジェラルドなんだけど、アルバムには僕たちが人生のなかで実際に見聞きしたり、体験したことが描かれているんだ。インディーで出した1stアルバムは精神世界を歌っていたけど、今回はもっと具体的に、まっすぐな表現になったと思う。そして、このアルバムで言わんとしているのは、どんなにつらいことがあっても前向きに頑張っていくことなんだ。それこそ不死鳥のようにね。
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――次のアルバムの構想は?
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| フランク: |
自分のなかでこんな感じというのは固まりつつあるけど、変わるかもしれないね。5曲くらいは骨組みができてるから、1年後にはレコーディングに入れるんじゃないかな。新しいアイデアもあるけど、まだ言えないね。
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――オーケストラと共演してみたりとか?
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| マイキー: |
実は今回のアルバムのレコーディングでジェラルドと話してる時に、そういう案も出たんだ。コスト的に難しいけれど、ぜひやってみたいね。
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――自分たちの音楽を通して、リスナーに何を伝えていきたい?
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| フランク: |
僕たちは音楽をやることで自分の人生が救われたことがあったので、同じようにいろんな人たちを助けていきたい。もちろん感動を呼び起こすのも素晴らしいことだと思うんだけど、もうちょっと広い意味で世界にいい変化をもたらしたいんだ。それができなければ、自分の人生も意味のないものになるんじゃないかな。
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| インタビュー・文/岡部昭彦 |